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ぱすたけ日記

日記っぽいのを書きます。真面目なの→http://pastak.hatenablog.com/

僕とミネタカズノブ・銀杏BOYZと

2008年、中学3年生の秋くらいだったと思う。その頃はまぁ色々あって落ち込んだりしていたのだけど、その時友人から薦められた曲があった。

それが銀杏BOYZの『夢で逢えたら』という曲だった。

夢で逢えたら

夢で逢えたら

君に彼氏がいたら悲しいけど 「君が好き」だという それだけで僕は嬉しいのさ

当時、僕は音楽を聞くみたいな習慣もなくて、アニソンをYouTubeニコニコ動画でシコシコと聞く程度だった。

この曲と出会って、当時の気持ちとスゴくマッチしてて、それをストレートに歌い上げてくれる人が居るんだと思って、ずっとiPodに入れて聞いていた。

そのあとちょっとしてから、そういや他にどういう曲がるんだろうと思ってiTunesで『DOOR』と『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』を買った。

Door

Door

『あの娘に1ミリでもちょっかいかけたら殺す』『駆け抜けて性春』『BABYBABY』『SKOOLKILL』『あの娘は綾波レイが好き』『援助交際』『銀河鉄道の夜』『SEXTEEN』『トラッシュ』『日本発狂』・・・曲名を挙げ始めるとどれもこれも思い入れがあるので全部書いてしまいそうになる。

本当に、どれもこれも当時アニソンくらいしか聞いてなかった僕には衝撃的だった。音も別に良いわけじゃない。なんか爆音が鳴ってて、ずっと叫んでるみたいな曲もある。

そう思えば、優しく語りかけてくれるようなフレーズもある。

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

どれもこれも聞いてると気持ちが溢れてくる。

なんなんだこの人達はって思った。それが2008年〜2009年頃の出来事だった。

彼らに出会ったから音楽を聞くようになったし、TSUTAYAでCDを探して彼らみたいな曲に出会えないか探した。

ガガガSP』、『THE抱きしめるズ』、『ミドリ』、『神聖かまってちゃん』、ちょっと系譜は違うけど『相対性理論』やその他多くのCDを聞くことになった。さらに最近だと『大森靖子』に興味を持ったのはナタリーで峯田和伸大森靖子の対談記事(大森靖子×峯田和伸(銀杏BOYZ)対談 (1/4) - 音楽ナタリー Power Push)を読んだのがキッカケだった。(そのあと大森靖子ボロフェスタの会場で話す機会があって、その記事で知って自分も峯田和伸が好きだという話をした記憶がある)

あの時銀杏に出会ってなければ音楽を積極的に聞こうとはなってなかったかもしれないし、TSUTAYAでJロックの棚なんか眺めなかったと思う。

高校の頃には銀杏BOYZが好きという繋がりで軽音楽部の友人が出来て、一緒に好きな音楽の交換とかをよくしてた。ZAZEN BOYSとかアジカンとかRADWIMPSとか。高校の頃の国語教師がめちゃくちゃ峯田やガガガが好きで、文化祭の時に彼らと組んでガガガやゴイステのコピバンをやっていたのは正直羨ましく思ってた。

京子ちゃん

京子ちゃん

高3の時に仲良くなったサッカー部だった友人も峯田和伸が好きで、銀杏BOYZ前身のGOING STEADYのアルバムを借りたり、NIRVANASEX PISTOLSOASISといった洋楽ロックも彼に教えてもらった。今でもたまに遊んだりする。

銀杏BOYZをあの時友人が教えてくれなかったら音楽もロックも聞いてなかったかもしれないし、高校の時の友人関係も違っていたかもしれない。銀杏BOYZは当時の僕を救ってくれたと同時に世界を広げてくれた。

だけど、僕が知った頃にはアルバムのリリースツアーも終わっていたし、もう既にシングル『あいどんわなだい』や『光』もリリースされていた。

しかも当時中学生・高校生ということもあってライブのために関西外に行くのも大変で、生の銀杏BOYZを観ることはなかなか難しかった。映像もYouTubeで見れる程度で当時スペシャとかも見れる環境ではなかったし、そもそも銀杏BOYZがタイミング的にもアルバム制作に打ち込んでおり、あまりライブをしていなかった。

それだけがずっと残念でいつか絶対に生で銀杏BOYZを観たいと思っていた。

2011年、スメルズ ライク ア ヴァージン ツアーと銘打った東北ツアーが行われた。関西に住んでいた僕は羨ましいなと思いながらも、そこでのライブレポなどを見て片鱗に触れると同時にアルバムが完成しつつあるという報を拠り所に楽しみに待ち続けるということしか出来なかった。

ちょっとそんなことからも離れて大学に入った2013年の冬、事態は一気に動いた。

安孫子真哉チン中村が脱退するというニュースだった。本当にビックリした。アルバムを完成させた4人が演奏する様子をどこからのライブハウスで見れるものだと信じていたから悲しかったけど、新アルバムが遂に完成したということでそれは嬉しいニュースでもあったからとても複雑だった。

さらに峯田の高校からの同級生だった村井守も脱退をUstreamで発表して、峯田は1人で銀杏BOYZを続けていくと言った。

そして遂に2014年、9年ぶりに2枚のアルバムが出た。

光のなかに立っていてね *通常仕様

光のなかに立っていてね *通常仕様

BEACH

BEACH

本当に素晴らしい出来のアルバムだった。『BEACH』はライブ以上の臨場感のある体験が出来るものだったし、『光のなかに〜』はこの9年間が濃縮された極限まで突き詰められたサウンドで『17歳』から『 I DON'T WANNA DIE FOREVER』、『僕たちは世界を変えることができない』まで圧巻だった。

だからこそ、彼ら4人が揃ってこのアルバムを引っさげて演奏することはないということが本当に残念で残念で悲しくてたまらなかった。

で、なんでこんな話を書いているのかというと、今日、京都みなみ会館で『銀杏BOYZライブ「愛地獄」』の上映回があったからだ。

京都みなみ会館 » 【峯田和伸氏、舞台挨拶あり】3/4,5,6限定上映!銀杏BOYZライブ『愛地獄』 & 3/4《峯田和伸ナイト》

峯田和伸の舞台挨拶もあるということで高速にチケットを確保した。人生初めての生峯田をこういう形で迎えるとは思ってなかったけど、せっかくのチャンスだと思って会場に向かった。

上映時間は事前の予告通り270分(4時間半)途中20分くらい休憩があった。

2008年8月ライジングサンロックフェスティバルでのライブ、2015年9月福島いわきでの峯田ひとりライブ、2011年7月「スメルズ・ライク・ア・ヴァージン・ツアー」最終日盛岡公演

どれもスゴいパフォーマンスだったし、みなみ会館という劇場で見たことも相まって音圧もあるし、画面もデカいし釘付けになりすぎて途中で首がめちゃくちゃ痛くなった。

峯田は舞台挨拶の時に、作品収録順で最初のRSRは初めのアルバムのツアーも終わって「銀杏BOYZの色」が掴めてきた中でのライブだったし、最後の「スメルズ・ライク・ア・ヴァージン・ツアー」盛岡公演はアルバムが半分程度完成した状態だったので、結果的にもそのアルバムを体現するライブになったと語っていた。(2つ目の峯田ひとりライブはレコード会社のスタッフが突然峯田に撮影を頼まれ、ズームのやり方も分からない状態で一生懸命に峯田を収めようとしている不安定さみたいなのがメンバーが抜けたあとの自身の心境とリンクしてたらしい)

3本目の「スメルズ・ライク・ア・ヴァージン・ツアー」最終日盛岡公演は当時そうなるとは思ってなかったけど結果的に銀杏BOYZ4人で行う最後のライブになったわけで、それを踏まえて映像を見ると感慨深いものがあった。

舞台挨拶のQAで峯田が「黒い画面にシャワーの音が鳴るとなんかの音楽かなって思ったでしょ。」「生活のさり気ない一部に銀杏BOYZが溶け込めたら」と言っていた。あと峯田に憧れて音楽を始めたという青年には「俺みたいにしてるとメンバー辞めちゃうから」と笑いながら答えていたのがとても印象的だった。

本当は「愛地獄」の感想を書きたいのだけど、あの映像の感想を言葉にするのは難しい。峯田や銀杏BOYZが僕らに伝えたいこと、投げかけたいこと、色んな感情が映像を見ているとこみ上げてきた。こみ上げてきた結果、前半部分のような思い出を語るはめになったとも言える・・・

ただ正直『SKOOLKILL』や『銀河鉄道の夜』、『BABYBABY』辺りはライブ映像が流れる度にめちゃくちゃウルッと来ていたし、ラストのラストが『夢で逢えたら』だったのは本気でヤバかった。

銀杏BOYZのライブ、本当に映像からだけでも伝わってくるエネルギーがスゴい。メンバーはもちろんお客さんもみんな色んなものが漲って溢れている。とにかく言葉にできない。とにかく「愛地獄」今月中旬発売です。マジでヤバい作品だったので観ましょう。そしてよければ僕といっしょに感想や思い出を語り合わせてくれ!!!!!

愛地獄 [Blu-ray]

愛地獄 [Blu-ray]

舞台挨拶のラストには峯田の生歌があった。曲は安藤裕子への提供曲の「骨」だった。


安藤裕子 / 「骨」M.V. ‐(Short ver)-