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ぱすたけ日記

日記っぽいのを書きます。

『モノに寄る夜、IoTに関するファイヤーサイドチャット』で話を聞いて思ったこと

今日、『モノに寄る夜、IoTに関するファイヤーサイドチャット』というイベントを見てきた。色々思うことがあったのでメモ代わりに日記に書きます。ただ、記憶があやふやなので間違っていたら教えて下さい。

(ダラダラダルい感じの文章が続くので、暇なヒト以外は最後の方だけ読めば良いと思います)

IoTつまりはInternet of ThingsというキーワードでConnect Free社長のクリス、セカイカメラをやってた現DOKI DOKI, Inc. 代表の井口さん、はてな会長のid:jkondoさんの3人を中心にカジュアルにトークをするというイベントだった。

ざっと3人がお話になっていたことをまとめるとこんな感じだった

  • 遅刻したからクリスの話は聞けなかったのだけど、クリスは前にKMCに来てくれた時から一貫して、あらゆるハードウェアに埋め込んで通信を可能にするチップを開発してあらゆるモノの通信を可能にするという話をしていたから、そういう話をしたのだと思う。

  • 井口さんはMacintoshハイパーカードから着想を得て、あらゆるモノにコンピュータ(井口さんの言葉では「ボタン」と仰っていたと思う)を埋め込んでそれらをハイパーリンクのように繋げてプログラム可能にするというビジョンを語られていた。例えば机や花瓶や服やあらゆるものに小型のコンピュータやセンサを埋め込みコンピューティング可能にし、手軽にあらゆる人々がモノをプログラムしつなげることが出来る世界を作る。今まではリアルの一部にソフトウェアがあったが、ソフトウェアの一部にリアルを組み込みたい。そういう話だったと思う。基本的にはずっと、主に井口さんの話にとても違和感を感じてたけど上手く言葉に出来てないようなとっかかりが自分の中であった。

  • 近藤さんは2人とは比べてビジョンというよりは素朴で、2人のトークを整理した上で「モノ」「ヒト」に加えて「自然」とつながるという話があった。人間が対面で会議するのとビデオ会議すること、床に座るのと椅子に座ること、それぞれの差異を実感はしていても説明できないこと、そういうことをもっと知りたい。ブナの話を例に自然のネットワークに加わっていきたいという話だった。

御三方の話を聞いたあとは軽くビールや食べ物を囲みながらワイワイ話すという感じだった。ここはまぁ顔見知りとかと近況報告をしたいりして過ごした。

そんなこんなでそのあとは再度集まってラフなトークセッションみたいな感じで進行した。そこでも前述のような話が続いてたのだけど、前述の取っ掛かりとかを解消するヒントは無いかなぁと思って話を聞いてた。

ずっと、『繋がり』という言葉が頻出していてそれについての質問というか感想を言う機会第3のパートの中であった。

(もしかしたらこのパートじゃなくて前のパートで出てたのかもしれないけど、)近藤さんが「スマフォの画面見る時間がこれ以上増やせない」と言っていたことと、井口さんが「数学的に考えるとコミュニケーションの反対のNotコミュニケーション的な概念についても考えることが出来るはず」という言葉に一応触発されて自分の中ではある程度言葉に出来た節があったのだけど、発言内容としては次のようなものだった。

  • 率直な感想としてもう『つながる』のはしんどい
    • 今は自分は21歳で、中学高校とインターネットに囲まれてそこでヒトとも知り合って恩恵を受けてきた事実は在る反面、もうそろそろこれ以上はいいかなって気持ちがある
    • これまではずっとインターネット最高、繋がり最高って感じだったけど、最近は2週間に1回くらいネットとかMacとかから離れてずっとソファーで寝てるとか川見に行くとかそういうことをするようになった
  • そういう感じなんですけど、これ以上まだ繋がらないとダメなの

っていう感じのことを言った(はず)。

するとjkondoさんから「それはインターネットでの繋がり、やり取りがとてもレベルが低いからではないか。人間の感知できることのごくわずかな部分でしかやり取りできないし受け取れないからそういう疲れを感じるんじゃない」とそれに続けてご自身の話にも関連させて「繋がるのがしんどいって言いながら川に繋がりに言ってるじゃん」と言われた。

DOKIDOKIの方からは「インターネットで繋がってきたという部分に逆に囚われすぎているのではないか」と言われた。

イベントの中では何度も何度も『繋がり』という言葉が用いられていた。Internet of Thingsという言葉の「インターネット」から連想されるSNS的な世界観から勝手に「ヒト」が介在することを想像していたのだけど、あーヒトは必要ではないんだなと思うと同時に(つながるのはしんどいけど、つながるのは楽しいことは否定出来ない)これまで以上に繋がる相手が選べるようになるそういう未来をイメージしているんだろうなと思ったりした。

そのあとも何度かやり取りがあった後に「繋がりが増えるのがしんどいとかそういう感じの原因として自分の中にこれ以上の情報をIoTの世界観で更に受け取った時に情報処理できると思えなくて怖いと思っているのかもしれない」と思った。

イベント後にDOKIDOKIの方に声をかけて頂いて少し話をさせてもらった。つながりがしんどい話というよりは僕が井口さんのお話を聞いていた時に考えていたことを率直に言った。次の2つのようなことを言っていたと思う。(今思い出しながら書いていたけど失礼な感じがしてきて反省してる)

  • 井口さんの言っていた『ハイパーカード』を例に出した世界観はスゴく壮大なビジョンだと思って、「なるほど、これは自分の今の想像力では今までのコンピュータの応用以上のことは思いつかないけど、きっと誰かの手によって凄い仕組みになり得るんだろうなぁ。ふむふむ〜」と内心思いながら聞いていたのに、その後デモンストレーションとして(至極ありきたりな)『ボタン』が出てきた時にスゴく落胆してしまった。抽象的な壮大なビジョンを語っているのに、その具体化が平凡なものだと確かに理解は安易になるけどその瞬間にイノベーションだとは思えなくなってしまうように感じて残念だった
  • 井口さんは”『ボタン』をプログラムする言語”を作ると言っていたけど、とてもメタな話になると思った。”『ボタン』をプログラムする言語”は結局今までのアプリケーション開発の枠組みの中で行われては結局限定的で『ボタン』コンピュータを外に出すためにはコンピュータが必要というのはとても不便というか今と何も変わらないように思った

感想まとめ

  • 基本的にはとても刺激的な話だった。理論的に話すわけじゃなくてカジュアルな感じで未来のビジョンを話す・聞くというのはワクワクするし想像が広がって良かった。
  • IoTはバズワードっぽい感じの言葉で仰々しいけど、あくまで今までのコンピューティングやネットワーキングの枠組みを超えずに「コンピュータvs人間」「コンピュータvsコンピュータ」を「モノvsコンピュータ」や「モノ&コンピュータvs人間」などのように対象を拡張することでしかないのだなぁという理解をした
  • またそれは同時に(クリスはConnect Freeで世界を有機的にしたいと言っていたし、近藤さんも自然を知りたいと言っていたことから思ったのだけど、)IoTはどっちかというと自然に在るあらゆる種類のネットワーク的なものをなんとかして人間が認知できる無機物とインターネットの組み合わせで再現しようというコンピューティングのチャレンジなのかなとも思った。
  • また、とにかく情報をこれ以上人間が受け取るには5感を使わないといけないと思った。視覚はスマフォやPCの画面に支配されているし、触覚(主に手)は10個しかなくて少ないし出力の手段としても大きいからこの2つを除いた嗅覚なり味覚なりそういう部分で受け取れる形じゃないともう多分ムリだと思った。
  • つながりがむやみに増えるのは嫌だけど、繋がれる範囲が拡大するのはとても喜ばしいことだと思う。今まではコネクト出来なかったモノと繋がれることすら選択肢に出来るのはめでたい。選択肢に入れれれば何かの時に活用したりしなかったりできるけどつながれないとそれすらもできない。ここでのつながれるや活用できるというのは、僕はプログラミングをよくするからIoT的な世界観の中でコンピューティングの対象にできてAPIがあってという未来は大いに嬉しいから今日聞いたビジョンの一部だけでも現実になって欲しいと思った。